DIARY 4 | |
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97/10/19{Su} | 朝、九時に目が覚める。どうしてもそれ以上、眠れない。四時過ぎに寝たから五時間睡眠。もっと眠らなければだめだ。これから稽古の日程がさらに厳しくなってどうにもやってゆけないだろう。昼間、『一冊の本』の原稿を書こうとするが、どうも書けない。もうひとつ、面白くならないのでとりあえずあきらめる。Webを作る。ほぼ完成。 午後三時過ぎから稽古。千歳船橋のいつもの公共施設。ほんとは一時から取ってあったらしいが、きたろうさんがいないと、あまり意味がないので三時にした。きたろうさん、村島、朴本、欠席。きたろうさんは、夕方からの予定。 僕が書いた部分の道具方たちの稽古。 村島がいないので、演出助手の深見が代役。細かくダメを出しつつ、新しいやり方を試す。少しずつ形になってくる。ただ反復。直しては、反復。だんだん面白くなってきたが、村島がいないのは不安。まあ、大丈夫だろう。順番に稽古していると、原、池津、今林の順で、出番があとまわしになり、今林君などほとんど見ているだけだ。しょうがない。こういう台本なのだからしょうがない。 六時直前になって休憩。食事にする。稽古がはじまると、食欲があまりなくなる。とくに稽古中はあまり腹が減らない。みんな食事に行ったが僕はぼんやりしていた。きたろうさんが来る。休憩から全員が戻ってきたところで、稽古再開。 『会議』の冒頭。道具方たちと男1のからみの稽古。 だんだん、両者のバランスがよくなってきた。とくにきたろうさんの長いセリフがずいぶんよくなっている。男1が客席に向かってこれからはじまる実験について解説するのだが、男1にとってはそれが快感なのだろう。だが、気持ちよくしゃべっていると、道具方たちが邪魔をする。その呼吸がこれまではなかなかうまくゆかなかったが、きょうは急に上向いた。「男1が気持ちよく」というその部分だな。結局。きたろうさんのセリフが安定してきたからだ。 道具方4が歌いながら入ってくる部分。村島がやるともうひとつ面白くなかったが、演出助手の深見が代役でやったら、やけに面白い。その後、ずっと深見が代役だが、村島より、どう考えても深見のほうがうまいのには困惑する。村島を集中的に稽古せねばならない。それから、さらに細かく、お茶を飲むまでをやり、そこらあたりで、短い休憩。 できてきた。 もっとよくなるはずだ。 ただ、村島がいないからなあ。村島だとシャープにならないところが、深見がやるとすーっと流れるので、それは逆に、直さなければならない部分を照らし出したということでもある。村島に、できるだろうか。できるまで稽古しなければ、彼自身にとっても、この舞台に参加した意味がない。 このあとの場面の稽古で、ようやく今林君が中心になる。で、もう八時過ぎだ。彼は五時間、何をしていたのだろう。考えてみると、演出していたり、稽古していれば、僕も出ている役者も五時間などあっというまだが、見ているほうはたまらないと思う。そういうことも気になって仕方がない。 10時近くまで稽古。 少し中途半端なところで終わる。演出助手の秋本と深見が片づけをするのを待って外に出る。家に電話すると、日本シリーズは同点で、まだ試合が続いているという。 明日から二日、きたろうさんが休みだ。戸田君も仕事らしい。 どこをどう稽古したらいいか、考えなくてはいけない。ほんとは明日も一時からの予定だったが、そんなわけで五時にした。少し不安になる。
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97/10/18{Sa} |
稽古は六時からなので、午前中から夕方まで、やっておかなければならないことをいくつか片づけることにした。Webの制作。原稿。忙しいったらない。困った困ったと思いながらも、作っていると面白いので、Web制作はつい夢中になるし、いろいろアイデアも出てくる。
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97/10/17{Fr} |
朝、四時頃、ようやく『鳩よ!』の原稿が書けた。午後から稽古なのですぐに寝ようと思ったが、寝付かれない。『鳩よ!』に原稿をFAXで送る。しばらく新聞に目を通し、『批評空間』など読んでいたがいっこうに眠くならない。仕方がないのでほんとうに眠くなるまで待つ。六時半頃、ようやく眠ったのだと思う。
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