u-ench.com 1997-11-25 vol#10



このページをごらんになるのは、おそらく、
NeetscapeNavigator3.01&Internet Explorer 3.01以上がもっとも適していると思われます。 本Siteに興味を抱かれた方は、感想、意見など、送っていただければ、幸いです。
宮沢章夫 akio@u-ench.com

Thank you!

百年の青空
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BNS
WorkShop
遊園地再生事業団が運営するWebSite PAPERSです。遊園地再生事業団の活動予定、主宰する宮沢章夫の個人的なPage、ほかにも、WorkShop情報、などで構成されております。毎週火曜日更新(の予定)。今週から、実験的に、少しレイアウトを変えました。いかがですか? 感想は?  WAT's NEW ってやつは、先週、新たに「未発表原稿」発表と予告したが、すまん、やっぱりできなかった。いま死ぬほどの忙しさだ。原稿もぜんぜん書けない。どうすればいいんだ。バックナンバーこちら --> GO to BackNumberSalon
 


 日記好評につき再開か?

 やけに「稽古日記」の読者は多かった。好評に気をよくした宮沢、すぐにも再開しようと思ったものの、毎日、書くのは大変だし、それより、テーマがはっきりある日記のほうが面白いのではないか。
 「物欲日記」「豪徳寺グルメ日記」「ハムスター飼育日記」など考えられるが、
ハムスターは飼ってないのでそれは無理。


 本siteを作るのに使っているのは、
GoLiveCyberStudio だが、ある雑誌で日本語版2.0発売とあったので、すぐに新宿のビックカメラパソコン館に行った。売ってなかった。2.0 日本語版が出たらすぐに買う人がここにいるのになぜなんだ。早くしてください。おねがいだから。

GoLiveCyberStudio2.01


 いまはべつに何もない
 レクチャーのことももう書いた。池袋のコミカレのことも書いた。芝居も当分ない。だったらこんなコーナーを作ってもしょうがないじゃないか。そんなことは、百も承知だ。

 情報 お寺と和菓子の町、豪徳寺にいま ラーメン戦争が起きつつある。新しい店が数軒できたが、200円ラーメンも駅前にいまだ健在である。この戦い、まだ予断は許さないが、豪徳寺以外の人にはまったく関係なし。
WorldTechnique
for NextStage
書類審査はものすごかった

 池袋コミュニティセンターとはべつに、来年の公演のためにワークショップ形式のオーディションを開く。第一次の審査は、書類選考だ。

 応募者は
100人近くにのぼり、「私を表現するもの」という課題は、膨大な数の、作品群である。ビデオ、カセットテープ、ドローイング、イラスト、写真、など、形式も様々なら、内容も雑多だ。正直言って、面白かった。下の写真は、ある応募者の写真。なんの変哲もないよくある写真だが、世界中、あらゆる観光地で、こういった写真を撮ってるとしたらどうか。穴から顔を出している写真が、十数枚、送られてきたのだった。この人、一児の母親である。ある俳優の妻でもある。
 俳優は、引っ越し屋のCMに出ているあの人だ。その妻がなぜワークショップに参加するのかはなぞだ。
 ほかにも、日大芸術学部の学生が送ってきたのは、スクラップブック数冊をガムテープでとめた、膨大な作品集である。すごかった。感心した。ほかに、自作の歌をテープに入れてきた者もいたが、「僕は毎日、芝居づけ」とかいう歌詞で、笑った。

 このあと、ワークショップで
二次試験を行い、さらに人数を絞る。それでも、来年の舞台に出演できるかどうか、まだわからない。よほどでないとだめだ。道は遠い。一人でもすごい人が見つかれば、それでワークショップは成功だ。
別役さん、突然、新宿の喫茶店に出現
 新宿の、「らんぶる」という喫茶店は、思わぬ人に、ばったり会うことで有名だが、その日、宮沢は、「らんぶる」で取材を受けていた。
 ジャストシステムの出版部から、今度、『戯曲を書く』という本が出るそうだ。何人かの劇作家に話を聞き、それをまとめるという。OHOの主宰者、黒川がインタビュアーで、さらにジャストシステムの女性編集者が同席していた。
 話の途中、向こうの方の席で、誰か、背の高い人が立ち上がったのだった。その人は不意に、「よお」と言ったのだ。
 別役さんである。
 いま、黒川の質問に答えて、私は、別役さんの話をしていたのではないだろうか。もしかすると、別役さんはそれを聞いていたかもしれない。
 別役さんは行く。階段をのぼって店を出て行く。
 いったいこんな喫茶店でなにをしていたのだろう? 原稿を書いていたのだろうか。私の声がうるさくて気になっていたのではないか。しかも、自分の名前が出てくるし。私の声はどちらかというと、でかい。

 別役さんは出没する。いつ、どこで、出会うか、予測が不可能だ。あなたも、ぜひ、どこかの喫茶店で、原稿を書く別役さんを目撃して欲しい。
SMALL WORLD

「英語で考える学院」が渋谷にあるという。(HARA特派員情報)
 ちょっとよくわからない名前だ。
 英語の学校で、会話だけでなく、思考も英語でするという意味なのだろうが、この絶妙な、というか、そのものずばりのネーミングには、HARA特派員ならずとも、印象づけられる。
「タガログ語で考える学院」
 そんなものは聞いたことがないが、あってもいいじゃないか。おそらく、そこでは、みんながみんなタガログ語で考えているのだ。あったって不思議はない。
 みんなが黙っている。
 考えている。
 頭の中はタガログ語がびっしりだ。
 かんがえるのだろうなあ。みんながみんなかんがえるのだ。
 中野の
タコシェという店をご存じですか。ミニコミとか、特殊な本、CD、その他、「特殊文化流通物」を取り扱うお店ですが、そこの方から、「タコシェ通信」という小さな新聞をいただきました。面白い。ぜひ読もう。

 ムーンライダーズの
鈴木慶一さんからうかがった話です。鈴木さんは、たくさんCMソングを作ってるそうですけど、え、あれが鈴木さんの「作品」、ってものがけっこうあります。
「ネピア」
 あの、最後の、「ネピア」ってあのメロディーがそうだという。
「ほのぼのレイク」
 これもまた、最後に流れる、「ほのぼのレイクー」って部分がそうだそうです。おどろいたなあ。もっといい曲もいっぱいあるけど、教えないね、俺は。
ここに 友だち何人いるか? 友だちがいたらチェックしてください。

山田佐藤鈴木大友野口野村服部横川井上津田村島岩井井山伝助田中三島江口大石加藤菊池佐伯笠木永井宮川古関伊沢池田松井清原深見秋本ラスプーチン

なんの意味もありませんね。
池袋
コミュニティ
カレッジ

11月17日
 午後4時半から、ワールドテクニック、6時45分からサマースクールが行われた。参加者は、前者が、16人、後者が、22人というわけで、いつもより、サマスの人数が多いのは開始時間を変えたせいだ。ワテクはまず、宮沢の講義。自己紹介。サマスは相手を取材、紹介というやりかた。「ワテク」「サマス」って言い方もなんだけど、どちらも、来週までの課題を出す。
11月24日。ワテクがエチュード作り。サマスは「気持ちのいいもの」を探す。なかでは、「筒を口に当て『私が神様だ』と言うと気持ちがいい」が、とくに面白かった。ほかにも、皿に盛ったプリンを揺すってぷるぷるさせるなど。
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今週の歴史
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11/25 一九七〇年三島由紀夫自決。(この事件が中学生だった私に与えた影響ははかりしれない)11/26 一九四九年プロ野球パシフィックリーグ成立。一二月五日にはセントラル成立。(え、セより、パのほうが先にできたのか)11/27 一九五二年池田通産相「中小企業の倒産、自殺もやむをえない」と発言(池田さんがこの後、総理大臣になったのは記憶にある。がらがら声の首相だった)11/28 一九一五年新宿中村屋ビハリ・ボーズを助ける(これ、ちょっと説明がいると思うが、ビハリはインドの独立運動の人で当時のインド政府に追われていた。カレーの中村屋だけに、インドとは縁が深い)11/29 一八八三年鹿鳴館開場。(鹿鳴館といえば、やはり三島を思い出す)11/30 一八八五年ドイツ、マーシャル群島を占領。(マーシャル群島ってどこだ)12/01 一九四九年お年玉年賀はがき初発売(今年もそんな季節になりました)


*前回の「今週の歴史」は、驚くべきことに、その前の週のことが書いてあった。すまん。
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 原稿がどんどんたまってゆく。書けないのでWeb作ったりして考える。そのうちWebに夢中になる。だめだ、だめだと思いながら、さらにWebを作る。ああ、もっと速いMacが欲しい。暇ができたら秋葉原に行こう。
<編集後記> デザイン、構成を少し変えてみましたが、いかがでございましょう。前回が特大号でしたが、どちらかというと、今週のほうが特大って気がしますね。これは10号記念編集です。よくここまでつづいた。みなさまのおかげでございます。ほんとうにありがとう。

本日は、閲覧、まことにありがとうございます。今後も可能な限り更新してゆくつもりです。
次回の更新では、さらにページ数も増え、内容も充実していることでしょう。
PAPERS vol#11にご期待ください。


all design and text by Akio Miyazawa 1997,11,25
だからって、なんの意味もありませんよ。