u-ench.com 1997-11-11 vol#08
遊園地再生事業団


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宮沢章夫 akio@u-ench.com

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遊園地再生事業団が運営するWebSite PAPERSです。遊園地再生事業団の活動予定、主宰する宮沢章夫の個人的なPage、ほかにも、WorkShop情報、などで構成されております。毎週火曜日更新(の予定)で、 WAT's NEW ってやつは、このページのほかは今週も何もありません。いましばらくご容赦ください。芝居が終わって、へろへろだよ、この俺は。しかも、今週はまだ、未完成だ。なんとか、今週中には、完成する予定。それでも、期待してくださる方のために、形だけでもお届けいたします。(どこかをクリックすると「幸福な飛び」が用意されています)バックナンバーこちら --> GO to BackNumberSalon

ダンヒル
いまの若者には
なんのことだかわからない
 ようやく別役フェスティバルも終わり、お陰様で、『会議』も無事、上演することができた。『会議』のなかで、重要な小道具として登場するのが、ダンヒルというライター。
 上演の準備段階からすでに、今の時代、ダンヒルという言葉、商品が価値を持つだろうかと疑問視していたのだが、だからといってそれをべつのライターにしてもしょうがない。
 そのままでゆくことになった。
 左の写真が問題の
ダンヒル。ずっしりとした重みはさすがと思わせるが、この色と質感、こんなものを持ち歩いていたら、ある種の職業の人々を想像させるような趣味の悪さ。
 そして、さらに値札に注目していただきたい。
  45500円だ。

 戯曲の中で、みんなが必死に探すが、この値段を見たらやはり、探さざるえないだろう。
 さらに、この写真を店に行って撮影した、
PAPERS専属特派員にして、われわれの舞台の小道具係、武藤によれば、そのとき新宿のヨドバシカメラでは、「ダンヒル祭り」を開催中。そして、さらにたいへんなことが店では起こっていた。若い店員の誰もが、ダンヒルのことを知らなかった。店員は、ジッポーのケースを開き、いきなりこう言ったというのだ。

「いま、ダンヒルは、だいたい、ジッポーになってます」

 言ってることの意味がわからないぞばかもの。
 しかし、ダンヒルだけに、まちがってもしょうがないような思いにさせてくれる。ダンヒルだな。つくづく、ダンヒルだと思う。
(取材協力、武藤特派員)

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UP
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無事、終わる
 別役さんが笑っていた。
 素直に嬉しい反面、だとしたら、前号で書いた私の説が正しくないことになる。
 うーむ。
だが、
終わった舞台のことはもういい。
とにかく、次へ。
..
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LECTURE
第一回終わる
世田谷パブリックシアター
 11月14日、100人以上の参加者を集めて、宮沢のレクチャー、『冒険の手引き』が行われた。これくらい人数が集まると、なかにはまちがってここにきてしまった人もいるかもしれない。「冒険」という言葉を見て、これが、アウトドアライフのレクチャーだと思った人間が必ずいるはずだ。ポケットのいっぱいついたベストを着ているヤツがいたらつまみ出せとスタッフに言ったが、さすがにそんなやつはいなかった。残念である。

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なおも募集
家庭でできる簡単なお仕事
PAPERSでは、特派員を募集しています。あなたの身の回りの出来事をメールで送っていただければ、もうそれだけで、特派員だ。いきなり、「私が特派員だ」と名乗ってくれてもいい。いまのところ、武藤特派員と、大倉特派員のほか、新しい特派員も続々、出現中。さあ、あなたも、特派員になるならいまだ。

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 熱心な人の集まり、「熱心党」
WORLD REPORT
 もうかなり過去の話になってしまったが、10月25日、三鷹芸術センターで赤瀬川原平さんの講演『名画の見方』があった。そのとき、会場では何人もが居眠りしていたらしいが、なかにモヒカンの男が眠っている姿もあった。モヒカンで眠るのはまずくはないか。じゃあ、角刈りはいいかというと、そういうことでもないが、なにかモヒカンの居眠りはダメなような気がする。
(取材・大蔵特派員)

 大坂に
「サパークラブ・フガール」という店があるという。どうやら、ダンスクラブらしいが、この店の売りがすごい。連日連夜、「韓国人のおばちゃんたちが踊りまくってる」というものだ。特派員Wが、店に行き、一緒になって踊ったらしいが、おばちゃんたち、帰り際、「おばちゃん帰るけど、おばちゃんのこと、忘れんといてや」と手を握って言った。忘れたくてもわすれられないだろう、おそらく。大坂はディープだ。まだまだ、わたしたちの知らない世界がある。
(取材・W特派員)

 歯医者で、比較的多いのは、FMラジオを流しているところだろう。まれにクラシックもあるしれないが、このほど、
ハワイアンが流れている歯医者が発見された。そこは、「ちょっと高いけど、とにかく腕がいい」と評判の歯医者だそうだが、場所、名前などは現在、調査中。アメリカ仕込みの医師がいて、尿検査はするわ、血圧は計るわで、さすがに、ハワイアンの流れる歯医者はちがう。ハワイアンのなかで口を大きくあけるのは、さぞかしいやだろうなあ。
(取材・岡村特派員)

 遊園地再生事業団という集団の名前にも少し飽きがきている。いっそのこと、u-ench.comにしようかとも思ったが、それで芝居をする集団としてだれが認識してくれるだろう。だが、遊園地再生事業団とて、同じことではないか。これを、芝居の集団として認識してもらえるまでにどれくらいの時間が必要だっただろう。約二時間。わりと、簡単なものだった。
 私のとぼしいサル体験のなかでも、マダガスカルの島で会った、サルたちはたいへん印象的なものだった。サルが村人たちとコミュニケートする。村人が笑えば、サルも笑う。サルが笑えば、村人も笑う。それは、なにがなんだかわからない世界だ。牛もいいが、サルもよい。
............all Dsighn and text by Akio Miyazawa 1997,11,11


本日は、閲覧、まことにありがとうございます。今後も可能な限り更新してゆくつもりです。
次回の更新では、さらにページ数も増え、内容も充実していることでしょう。
PAPERS vol#09にご期待ください。