 |
想像できない |
別役さん大爆笑の顔 |
朝日新聞の劇評によれば、今回の「別役実フェスティバル」の『病気』を見ていた別役さんが、客席で爆笑していたという。爆笑していたとしたらそれはすごいが、それで私は思ったのだった。
「爆笑する別役さんの顔が想像できない」
|
 |
なにしろ、こういう種類の顔である。この顔が爆笑したという。想像できるだろうか。
私にはできなかった。
むしろ、想像したくない。 |
|
ほかに、「大爆笑を想像したくない顔」といえば、渋澤龍彦の名前があげられるだろう。
で、「大爆笑の顔を想像させないある種のムード」というものは、いわば、「文学主義」とどこか通じる。いまやそれは無効だ。渋澤さんは、死んでしまったからいいが、いま時代は、「爆笑」を要求するので、そこに、別役さんの不幸もあるのではないか。
どんなに面白くても、そのこととは、関係がない。私は信じたいのだ。
別役さんは爆笑などしなかった。
記事を書いた人のなにかのまちがいであってほしい。そうでないと、なにかだめなような気がするのだ。 |
東京日和 |
竹中直人、ご満悦 |
この秋に公開された日本映画はたいていこけているらしいが、唯一、竹中直人監督の新作、『東京日和』だけはちがう。大量動員しているという。
 |
左の写真は桂枝雀ではない。満面笑みを浮かべたごく最近の竹中である。客が入ってると、連絡があった直後の顔。
その程度のことでこんな顔になってしまった。 |
|
|
|
発見!
マニア顕示欲 |
なぜだ?
鉄道マニアはまどぎわに
コレクションを置く
|
町を歩いているとき、あなたもこんな光景を目にしたことがないだろうか。まどぎわに、列車のプレートなどが、これ見よがしに置かれている姿である。これこそ今、話題の、マニア顕示欲である。どこで話題かしらないけれど。とにかく、そういうものがあるのだ。あるということにしてくれ。
もしないのなら、いま作る。
マニア顕示欲
できた。
彼らが、顕示するのは、自らのマニアぶりだ。だとしたら、ほかにも、まどぎわに、なにかを置くマニアがいてもいいはずだが、鉄道マニア以外で、まどぎわのマニア顕示欲を見たことがないのはどうしたことだろう。
切手収集家はどうだ。
まどに、切手がびっしり貼ってあってもいいじゃないか。あるいは、コインコレクターはどうだ。やはり、まどに、小銭がびっしりだ。お城好きはどうなのか。まどぎわに、天守閣がたっている。
けれど、そんな光景は見たことがない。
鉄道マニアは特殊である。マニア顕示欲とは、鉄道マニアに与えられる特権である。 |
今月の言葉 |
先に行く
ここにとどまるなら
さようなら
|
* |
COOW |
何度も書くようで恐縮だが、これからは、COOLではなく、COOWだ。カーウリンクニュースも早く更新したいが、時間がない。第2、第3の偉人も出現、たいへんなことになっているのに、とても残念である。 |
|
|
 |
なおも稽古 |
稽古の日々はつづく。
 |
立ち話をしているのではない。れっきとした稽古である。場所が場所だけに、稽古に見えないのはいなめないが、稽古なんだからしょうがない。 |
しかし、この写真も、「稽古風景」とキャプションがついていれば、それで人は、「ああ、稽古してるんだなあ」と思うだろう。これが、「相談する三人」というタイトルだったらどうか。「いろいろ相談することがあるんだな、たいへんだなあ、大人ってものは」
と人は考えるかもしれない。
稽古場で、稽古しているのが、そうだと見えない写真のとれる芝居が私の理想だ。
それはそうと、初日まであとわずかになった。いよいよ稽古も大詰めである。なにか、師走のような気分だが、こうして、Webの更新をしているのだから、演出家ものんきである。
のんきな稽古内容についての詳しい情報は、宮沢の、『稽古の日々』を読んでいただきたい。
>>>> GO HERE.. |
見られなかった
|
立花ハジメ展
タイポフェイス
|
1997/09/05 - 10/31
MORISAWA TYPOROGRAPHY SPACE
立花ハジメさんが、アドビイラストレーターとその自作プラグインフィルター「信用ベータ」を駆使して、タイポグラフィカルなフェイスを「リトグラフ」に展開、したものだというので興味があったが、稽古の休みが休館の日曜日だったものだから、見ることができなかったのだ。誰か見に行って教えてほしい。
わ
ん
わ
ん
魂 |
宮沢「鳩よ!」連載の
イラストレーター!
宇田川新聞(名前)
イラストレーション展
1997/10/21(Tu) - 11/2(Su)
場所・渋谷 ART WAD'S
きっと面白いと思う。 |
|
|