[2001年05月02日]


■きょうもまた平日のスケジュール。稽古は夕方から。月見の里学遊館うさぎホール。学校から大あわてで走ってきた高校生。伊地知は仕事を片づけ、やっぱり疲れた顔。ある人のメールによれば伊地知のことを高橋源一郎のような風貌と予測していた。はっきり書く。それはまちがってます■時間がないので、いくつかやっておくべきこと、歌の練習などをして通し稽古に。開場からずっと女子高生が椅子に座っている。まだ開演していないが芝居はなんとなくはじまる。「はじまりますよ」という演出はない。いつのまにかはじまる。で、高校生がどうでもいいことをだらだら話している。彼女たちがワークショップの時見せてくれたとき、もうこのままずっと見ていたいと思ったほどなにもなくて好きだったが、舞台の上でやるとどうも芝居になるのは残念だ■市民の参加者たちが、去年の8月から少しずつ作りあげて来た舞台がはじまる。まあ、よく一本の芝居にしたと思うね、われながら。ばらばらで出てきた参加者のつくった台本を構成し、一本の芝居にする作業がいまのところ面白くてしょうがない。よくこれ、一本になった。ばらばらの台本をまとめたのは奇跡に近いのではないか。それが最近面白い。ラジカル・ガジベリビンバ・システムのころも近いものがあったが、こうはうまくまとまらなかった■夜、「通し」。まだまだ。気になるところいくつかあり。もっともっと磨きをかけねば。通しが終わってから、高校生を帰さなくてはいけない時間だが重要な若い夫婦の場面を特別に稽古。よくなってきた■それにしてもですね、照明、音響が、舞台付きの人たちとはいえ、稽古を全然、見に来ないのことにだんだん腹立たしくなっていてって当然の話だが、場当たり、ゲネのあたりで、怒鳴ったり、蹴ったりと暴れそうな予感があって、ばかやろうおまえらなめてんのかふざけるなこのくそばかがと大声を上げている自分の状況が想像できていやだよ俺は。東京からやり慣れているスタッフを呼びたかった。予算がなあ。予算が問題だよ■一生懸命やってる参加者たちのためにもすべてきちっとしていなくちゃ俺はいやだ■
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