■稽古は夕方から。ゴールデンウイークとはいえ平日。仕事のある人もいれば、中学生、高校生は学校である。昼間、ずっと寝ていた。僕の疲れはとれたが、学校や仕事、さらに稽古という参加者たちはどうなのか気になる。静岡新聞に今回の舞台が大きく取り上げられていた。参加者の励みになればと思う。このところ月見の里学遊館で稽古していたが、諸般の事情で青少年センターという場所。3月のころずっと稽古していた施設だ■ぼくのクラスの学生がふたり、稽古の見学に来た。で、いつも授業でやっているストレッチを指導してもらう。ぴょんぴょん跳ねる運動で伊地知の動きがなんだか変だった■若い夫婦の場面を稽古。あまり稽古していなかったのでまとめてやる。ただ、「通し」で何度か見ているうちにわかったことがくつかあり、こういう方法もあるのだなあと思った。何も言わず、ただ見る。見ているうちに、演出も、俳優も、なにか気がつく。こうしろ、ああしろと、細かく注意するだけではないなにか。ふと時計を見ると稽古時間が終わりに近づいている。まずい。やるべきことはまだいろいろあるのだ。無駄だと思うところをシャープにし、気になっている場面をあらためてやってみる。まだなにかあるはずだ、きっと■最後は歌の稽古。高校生たち、突然、大きな声で生き生きと歌い出す。この、「突然」というやつがおそろしい。きのうの「通し」では中学生の朗読が突然うまくなっていた。なにしろ、「突然」である。もっと稽古したくなる。何度も、「突然」に出会うのではないか■
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