[2001年04月27日]


■夕方から大学へゆく。大学内にあるStudio21のオープニング企画の一環として、学生の作品が上演される。「学生の作品」という気持ちと、まったく関係なく「作品を批評する目」が混在しつつ観ていたので複雑な気持ちだ。いろいろ考える。演出したO君とこんどゆっくり話をしようと約束する。学内にある学生の劇団が「演劇的なるもの」へうたがいを抱かなかったことと、今回の舞台の「かっこいいもの」や「スタイル」にうたがいをもたない姿は、根は同じなのではないか。ふたつはまったく異なる舞台だが■終わったあと、学校の階段の下にいたら舞台芸術研究センターのHさんが来ていまの舞台の感想を求められた。で、Hさんの友人だという作家のKさんに紹介された。名前を出すべきなのだが正しい漢字をいま確認できないので「Kさん」と表記する。Kさんはものすごく不思議な人だった。そのままタクシーで河原町三条のOPALへ。深夜まで話をした。Kさんの「柄谷行人エピソード集」は面白い。それと、「小説トリッパー」に書いた僕の中上健次に関する文章を読んでいてくださってうれしかった。OPALの店主のOさんとKさんは幼なじみだとのこと。Oさんにも紹介してもらった。京都でいろいろな人と出会う■先日、OPALに来たとき傘を忘れたのだが、ちゃんと保管していてくれた。で、チラシのコピーを大阪から持ってきてくれたYさんもそのとき一緒に傘を忘れ、だったら僕があずかっておきますと受け取ったのだが、考えてみれば、しばらく京都を留守にするのだった。預かられても困ると思う■帰宅したのは12時を過ぎていた。あしたから袋井なのでばたばたと準備■部屋がちらかっている。片づかぬまま袋井へ■
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