[2001年04月18日]


■『一冊の本』の原稿が書けないのだ。で、『月の教室』の劇中歌の詩を仕上げ桜井圭介君にメールした。僕がこれだけ遅くなったら、桜井君が早く作曲してくれるかはむつかしいところで、もう綱渡り状態だ。袋井の月見の里学遊館のうさぎホールでは、照明さんも音響さんも小屋付きの方。いつもだったらやり慣れているスタッフなので融通がきくが今回に限ってどうなるか先が見えない。照明さんは見るからに音楽系の人。台本読んどいてくださいとか、稽古を一度見に来てくださいとお願いしたが、そもそも、それがどういう意味なのか理解されていないような気がする。役者陣はがんばっているがスタッフとのコミュニケーションがうまくとれるか不安。舞台監督を武藤に頼んだのが救い。ああ、ほんとうによかった武藤で■髭も剃らねばとか、準備しなければとか考えているうち、ほとんど眠らないで授業に行く■一年生の授業。映像・舞台芸術学科の81人の学生を4つのグループにわけ、前期は、いろいろな授業を体験する。だから映像学科の学生も僕の舞台基礎の授業を受ける。4つのグループのうち、先週の木曜日とはべつのグル−プ。全員出席。まだ一年生は緊張感もあり、授業をしていて楽しい。授業中はちっとも眠いとは思わなかったが、終わったとたんに、なにか疲れが吹き出した感じがする。見学したい授業があったが、きっと眠ってしまうだろうと思ってあきらめた■深夜、関西ワークショップのチラシを作っている学生のD君からFAXで、チラシの案が届く。もう何度もだめを出し、そのたびいろいろアドバイス。なかなかうまくいかない。これでいいやと俺があきらめたらD君のためにもならないと思って、とことんねばる。D君は舞台の学生。べつにグラフィックデザイナーにろうと思っていないのかもしれないが、ものを作るのはたいへんだということを教える。で、ようやく『一冊の本』の原稿を書き上げた。少しほっとする■京都にいても観光どころではない■
●四月分
●月の教室通信
●トップに戻る

PAPERS(C)2000
u-ench.com