[2001年04月10日]


■能学演習という授業の発表がStudio21である。受講している学生が能を演じるが、学生の発表とはいえ観世栄夫さんが鳴り物を担当し、贅沢な話である。狂言「彦一ばなし」の天狗の子どもを演じた女の子がなんともいえぬ魅力があってよかった■あしたからの授業でストレッチをはじめにやるが、去年の一年生で、こんど大学院にいきなり入った学生のHさんにそれを指導してもらうのでその打ち合わせ。打ち合わせといっても簡単に話がすんで、あとはいろいろなことを学校のことやら演劇のことやら話す■で、「関西圏ワークショップ」の打ち合わせをしに、S君とYさんが大学まで来てくれたので、どこか喫茶店にでも行こうと思ったら学校の近くのカフェは定休日。仕方なしにほんやら洞まで電車と徒歩でゆく。いろいろ話が出た。ずいぶん話をしてしまった。すおく面白かった■それはそうと、五月に京都アートコンプレックスで、MONOという京都の劇団の主宰者である土田英生君とトークセッション的なことをするが、扇町ミュージアムスタジオがつけたタイトルが、「ヒデオ君とアキオ君」という噴飯もののタイトルって、いうか、あったなそういう冗談が、もう二〇年くらい前に。なんだかやる気が失せ、出てって一言もしゃべらないようにしようかと思った。そういえば、S君によれば、土田君はひとりでずっとしゃべり放しの人だそうだ。途中、「ちょっと、黙っててくれないかな」と言って、しばらく舞台上で二人、沈黙しているというのが面白いような気がしてきたのだった■
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