■早く稽古場に着いた。俳優が稽古場の外でなにをしていようとかまわないが、稽古で結果が出せないやつがそういうときに遊んでいるのを見ると蹴りたくなる。ふだんなら蹴る、というか、まあ、ふだんの舞台にそういう俳優はまず参加していないが、高校生はやっぱり、高校生だ。ただ女の子たちはすごくいい。どうして男はばかなんだろう。稽古場ですぐ寝るやつもいるし■日芸の学生で磐田出身の足立君のできがすごくよくなっていた。台詞が入ってしっかりしてきた。あと、数人の女子高生が話をしている場面で、一人、質問しても誰にも答えてもらえない子が笑った。ずっと口を半開きにしている。その姿が笑う。稽古は少しずつだが進行。けっこうきつい稽古だがねばり強くやってゆく。みんな少しずつよくなっているし、飲み込みの早さは若いということか■台本はようやく完成。昨夜、書き上げていたが、もういっぺん読み返してみようと思い、きょう渡すのはやめた。帰り、また伊地知に送ってもらった。台本を書き上げたことを話し、「伊地知、最後にもういっぺん出るよ」と話すとうれしそう。それで「下半身丸裸だけど」と冗談で言ってみると、さらによろこぶ。なんだかわからない■夜、家に戻って「図書館の学校」という雑誌の原稿を書き上げメールで送る。台本も手を入れる。ぎりぎりまで粘る■
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