[2001年03月27日]


■新しく書き上げた台本をプリントアウトして配布。これで全体の六分の五。あと少し。読み合わせし、それから部分的に稽古。中学生に指導するのは大変だ。すごく基本的なことを話さなくちゃいけない。ちょっとずつ進行。少しずつ前へ。わりと静岡県民はのんびりしているのだろうか。台詞がのんびりしがちでそれが面白い。そこシャープにぱきっとやろうと繰り返してやってもシャープにならないので笑える。のんびりした演劇があってもいいはずだ。演劇はなぜかてきぱき動く人が出現しがちだが、そんな人ばかりだったら世界はせわしなくていけない。ちょっとずつよくなってゆく■台本の残りがわずかになったので精神的に少し楽になった■終わってから、伊地知と永井と食事にゆく。伊地知が連れていってくれた袋井のイタリアレストラン。いろいろ食べてお腹いっぱいになる。食事しながら伊地知とゆっくり話しができて面白かった。途中、伊地知の携帯に仕事関係の電話。しきりに記号をメモしているのが興味深い。人の仕事の断片だけを見ているのは面白い。断片だからこそいろいろに想像することができる■いま稽古に参加している全員で食事会のようなものをしたいのは、役者たちがばらばらの場所から来ているのでまだ同じ舞台の世界に存在していない感じを受けるからだ。ちょっとしたことだが必要だと思う。ばらばらだからいいこともあるし、ばらばらのままでは出てこない表現もある。四月、花見でもできたらいいのだが■少し小説のことを考えた。書けないことに憂鬱になる。時間がなくて書けないというか、目の前の仕事で精一杯だ■
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