■午後一時半から稽古■稽古をやっているのは、東海道線袋井市の駅からタクシーで五分ほどの場所にある市の施設。公民館とかそういった種類の建物。袋井市は来年、おそらく全国的に話題になるだろうと思うのは、エコパと呼ばれる大きなサッカー場を建設しそこでワールドカップの何試合かがあるからだ。袋井から電車で浜松方向にひとつゆくと磐田という町。ジュビロ磐田のホーム。磐田は「とんぼとサッカーの町」らしく、とにかくサッカーである。それはそれでいいが、サッカーだけじゃなく演劇もなんとかこの地に根付けばいいのだが■できている台本を少しずつ稽古。いま作っている台本は、ワークショップのときに出した課題をもとに参加者たちが自分たちで書き、それを構成しまとめる。演劇ぶっくのワークショップの最後の発表でやったのと同じ方法だ。ばらばらの本をまとめる、一本の筋にしてゆく。その作業が面白い。高校生の書いた台本は地元の言葉が満載。僕なんかがかくよりずっと生き生きとしている■帰り、伊地知に車で掛川の家まで送ってもらった。伊地知、黙ってるとすぐに「風俗関係」の話をする■夜、台本を書く。なかなか進まず苦しい。あと、連載だの、イレギュラーの原稿もあり、きついがしょうがない。朝日の連鎖はあと一回で終わり。最後に何を書くかは問題で、たいてい最終回だろうと関係なくいつもの調子で書くのが流儀だが、二年もやっていたし、新聞だし、なにか最後らしいことを書こうかと思った。それにしても毎週の原稿を二年間書き続けられるとは思っていなかった■
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