[2000年9月22日]


■食事用のテーブルを買おうと河原町に行く。メディアショップという美術書などを扱っている品揃えのいい本屋の横に、インテリアや家具などの店があって改装セールをやっているからだ。たしかに安い。デザインのいいものがある。テーブルといえば、仕事用の机がまだとどかないので、まだ開けてない本の入った段ボール箱にディスプレイやキーボードを乗せてこの文章を書いている。ひどく疲れる。コンピュータの環境は整ったがこれでは仕事にならないのだ。やっかいな話である。メディアショップはどうしてだか絶版になっているはずの本が置かれているので、『寺山修司演劇論集』や、深沢七郎の本がある。『牛への道』『わからなくなってきました』と、僕のエッセイも相変わらず並んでいる。ほかにエッセイはほとんど置いていないのにまったくいい店だ。で、二冊ばかり購入。夜、天ぷらを食べにタクシーで千本今出川まで行く。板前さんたちが奥の方でなにか盛り上がっているのでどうしたのか奇妙だったが、オリンピックの柔道を見ているらしい。「よし、一本」などと声がする。『コンピュータで書くということ』を書き続けていた頃、何度かメールをもらったSさんから、きのう書いた、「Macでしか解凍できないファイル」についてメールがある。「StuffItExpanderだったら、Windows用の解凍ソフトがあり、解凍できる」とのこと。そうだ、以前、それをやったことがあったな。かすかな記憶を頼りに、WinZipでできたんだったか、ほかの解凍ソフトでできたんだか、持っている解凍ソフトで次々と試したが、本家本元、StuffItExpanderのWindows版のことをすっかり忘れていた。かつてできたはずだが、それっきり試す機会がなくて忘れていることはしばしばあるものだ。

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