[2000年9月1日]


■京都に住むための準備は大変だといまごろになって気がついた。半引っ越しじゃないか。生活用品の大半は京都で揃えるが、コンピュータや本、着るものなど、運ばなきゃならないものがたくさんある。腰が大丈夫か不安だ。引っ越しのたびに腰をだめにするのだった。それで思い出したが、舞台休止とともに私の事務所であるウクレレも解散状態にしたが、事務所を引っ越すとき、いま制作をしている永井がほぼひとりでやったという。誰も手伝いに来なかったというか、それまで働きに来てたやつや、事務所を利用してたやつらもなにもしなかったそうだ。劇作家のIさんがかつて所属していた劇団ともめ、以後、その劇団に関係する人間を自分の芝居に出さない話を思い出した。引っ越しは単なる一例。いろいろあったよ、いやはや。夕方、新宿へ読みたい本を探しに行く。いま住んでいる町の環境はいいが、近くに品揃えがしっかりした本屋がないのが欠点。京都では歩いても十五分ほどの場所に大きな書店があるし、メディアショップも近い。以前、僕のワークショップに来ていたコピーライターのO君は学生時代が京都だったそうで、メディアショップでよく画集など買ったとメールで報告してくれた。ほかにもメディアショップ関係のメール多数。もう九月だった。毎日新聞の原稿は書けたが、予定していたほかの仕事は進まず本など読んでいる。小説を書かねば。

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