■朝、ペリカン便に起こされる。Yahoo!オークションで買った本だった。で、眠れなくなったので仕方がないから来週分の朝日の原稿を書く。締め切りが来た小学館の古典文学全集の月報も書くことにしたが、そんなことをしていると小説が書けない。引き受けなきゃよかったと少し後悔した。さらにゲラのチェックなど次々と仕事を片づけたのは、あした実家に一時的に戻る必要があるからだ。小説はようやく315枚。中断したくはないのだが。
■そういえば、劇作家協会が出している「ト書き」という雑誌で、筒井康隆さんが僕の小説のこと、三島賞の選考過程などを書いてくださった。実はそれ、少し前に届いたのだが雑誌自体を開いておらず、気がつかなかった。気がついたのはその編集部から、筒井さんの書かれた文章のなかの僕の名前の表記が間違っているとお詫びの手紙をいただいたからだ。編集部の校正ミス。気がつかなかったかもしれない。手紙をもらわなければ。暑い一日。
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