[2001年05月18日]


■『JN』の原稿を書いていたがどうも書けず、大阪にゆく時間になってしまった。といってもべつに遊びにゆくわけではなく仕事。ワークショップの打ち合わせだ■扇町ミュージアムスクエアのある建物の屋上にある稽古場。すごい場所だった。テント張りの大きな空間。いったい何のために作られた場所なのかよくわからなかった。いまは稽古場に使われているらしいが、広くて天井も高く、声が届かないのが不安。夏は暑いという。外の音も響く。ただなんとなく面白い。面白い場所だ。『月の教室』で演出助手をしてくれたT君はいまは東京にいるが、元々関西出身でこっちで芝居をやっていたという。そのころ稽古に使ったという。こういう場所で稽古をしていると必然的に声を張るんだろうなあ。大きな声で叫ぶような芝居をやるんだろうなあと思ったのだった■大阪で劇団をやっている奈良在住のS君、扇町ミュージアムスクエアの手伝いをしているYさん。京大生のKさんが参加して、今後のワークショップについてもろもろ細かい打ち合わせ■三人には今後、ヘルパーという役目をやってらうが、雑事がいろいろあって迷惑をかけそうだ。結局、参加者が21名。観察者が7名。さらに、どうしても見学したいという人には、「招待見学者」という制度を思いつき、無料で来てもらうことにしようと思うが、「招待」だけに誰でもというわけにはいかないだろう。もちろん、積極的に「招待」したい人もいるのだが■参加者のなかに和歌山県の人がいる。10時に大阪を出ないと最終に間に合わないとのこと。それでも参加しようと思った熱意に感謝する■そういえば、いま僕の大学の授業に来ている京都精華大学のSさんはワークショップに参加したかったらしいが、参加費が高いと文句を言っていた。僕が池袋コミュニティカレッジや、演劇ぶっくでやっているワークショップに比べたら、時間も多く、ずっと格安だと思うのだが。だいたい大学の授業をただで受講していてなにを言っているのだ。学生の中から不満がちらほらある。難しい問題。学びたいという意志はわかるが、他の学生から見れば、高い授業料を払ってる者の目から見れば、不満が出るのもいたしかたない■打ち合わせで細かいことの確認がいくつかできた■そのあと人と会い、食事■大阪を出たのは11時近くなっていた。扇町から地下鉄に乗り阪急の淡路まで出、そこから快速急行に乗って四条烏丸まで。あとは歩き。一時間ぐらいで家に到着。電車は空いており帰ってくるのは楽だった■
●五月分
●京都その観光と生活
●トップに戻る

PAPERS(C)2001
u-ench.com