[2001年05月15日]


■先日、京都アンデパンダンの地下にあるカフェでやった土田英生君とのトークライブのレポートが扇町ミュージアムスクエアのWebにアップされていた。興味深く読む■それにしても、「はじめにきよし」さんたちはよかったなあ。以前お会いしたときCDをもらったが、CDより圧倒的にライブがよかった。いい意味でのノイズがCDでは消えてしまうからではないか。音楽に限らず、あらゆる表現にそうした現象がある気がして、ノイズがあるからこそ奥行きが出現するのではないか■朝から二年生の授業。発表までの遠い道のり。『あの小説の中で集まろう』という僕の戯曲を元に上演台本を作るのが今月の目標。元の戯曲では「男」という登場人物がいるが、それを数人の男女によって表現しようと試みる。で、演じる者らと「男」を「数人の男女」にどうやって置き換えるかで相談。相談しているあいだ。すでに配役が決まっている者らは戯曲の読み合わせや、軽い立ち稽古を自主的にやる。それを見ようと思っているうち、しかし、スタッフの役割を与えられた者らもフォローしなければとそちらも打ち合わせ。そうこうしているうちにもう時間がなくなっていた■三時間の授業はあっというまである■だが、ひどく疲れる。この疲れがなにかよくわからない。あと、今後、授業の時間以外に稽古をしてゆこうという計画を構想しており、その際、舞台芸術学科関係の午後の授業は、稽古に出れば出席扱いにするという案があったわけだが、べつに単位がほしくて午後の授業に出るわけではなく、学びたいから出ているのだと学生から指摘された件。そのことに思い至らなかったことを反省した。それはそうだ。まったくそのとうりだ■夕方から学内にある劇場、「春秋座」で音響チェックをするというので、舞台に二年生の何人かを立たせ授業で使っている戯曲の一部分をやってみる。つまり、「人の声」がこの劇場でどのように聴こえるかという実験。そのため昼からずっと学校にいて時間をつぶした。京都精華大学の学生で、特別に僕の授業に出席しているSさんや、二年生のYやHが研究室に来、主に、Sさんの質問に答えているうちに四時過ぎになった。演劇のことばかり考えている。あたりまえだが■帰り、65番のバスは来なかった■朝から大学にいて夕方帰ってくる。ふつうに働いていれば、こういうペースで一日が過ぎてゆくのだろう。■
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