[2001年05月13日]


■京都は暑い一日■なにもないまま、ぼんやりしたのはほぼ二ヶ月ぶりではないか。ゆっくり睡眠。目が醒めて外に出、町をぶらぶらする。三条烏丸の新風館というショッピングモールでは中庭になっている広い空間でスケートボードの大会が開かれていた。スケートボーダーたちはそれぞれどこかのチームに所属しているらしく競技者紹介のコールでそのことが解説される。なかに「ニックネームは少佐」という競技者がおり同じチームに「大佐」もいると紹介されていたので笑った。研究室用にと思い、ブリキ製の灰皿をヴィレッジヴァンガードで買う。ごくシンプルでチープな感じがよろしい■日差しを避けて寺町通りまで歩く。そのまま御池通りを渡り、寺町二条にある三月書房で買い物。考えてみればこの二ヶ月、のんびり本屋ものぞけなかった。たとえ時間があっても気持ちに余裕がないとだめだな。本屋はなにか目的があって目的のために立ち寄るような場所ではない。そういえば、京都の府立だったか市立だかの図書館がオープンしたのだった。時間があったらのぞいてみよう■夕方近く、ほんやら洞で食事をすることにした。関西での初のワークショップの試み、「World Technique」のチラシはもうどこにもない。壁に貼ったチラシはあった。ちなみに、申し込み締め切りは14日必着ということになっているが、人があまり集まっていないので、しばらくは大丈夫とのこと。PAPERSでも大々的に宣伝するはずだったが忙しくてできなかった。しかもまだ、『月の教室』の告知があるし■『月の教室』の劇中歌をつい口ずさんでいる。やっぱりあれは、あの高校生たちがいたから成立したものだろう。そうとしか考えられない。ワークショップをやっているとき、高校生たちがいきなり歌い出したのだった。それはどこにでもいる高校生の「ごくごくリアルな歌」だった。それと同じものが舞台に出現したからこそ、劇のなかに歌が存在することが許され、僕自身も抵抗がなかったのだと思う。今後、僕の舞台にまず歌は出てこないだろう。なにかがあればだな。あの袋井市の人たちとの出会いのようなものがあればわからないのだが■夜、家の近くの立体駐車場の三階に、昇降装置の不具合で取り残された人がいると消防車出動。付近は騒然とする。このあたりの町、オフィス街だとばかり思っていたが意外に住人の数が多い。住人たちわさわさと集まる。僕もその一人■のんびりとした一日。久しぶりの休日■
●五月分
●京都その観光と生活
●トップに戻る

PAPERS(C)2001
u-ench.com