[2001年03月18日]


■大阪にゆく■とてもあたたかい。ジャンパーがいらなかった■関西でワークショップをやる手がかりとして、呼びかけに応じてくれた人たちと大阪の施設をいろいろ見学する。「芸術創造館」「プラネットホール」「青少年館」など、大阪で芝居をやっている人たちはそうした場所を稽古場に使っているらしい。東京も似たようなもので、最近、僕のところは、セゾンの稽古場(これは無料)、世田谷パブリックシアターの稽古場をはじめ有料のところを使うのは、稽古のときから仮舞台を組むからだが、かつては公共の施設を使って稽古し、その日その日、稽古場を渡り歩く流れ者の生活だった。ちょっと懐かしい気分になる。東京とちがうのは、プラネットホールなど、小さな劇団や集団がそこに集中し奇妙な熱気を感じるところだ。こうした場は東京にはないのではないか■いろいろまわって面白かった。そのあいだビデオを撮影。動画は撮れていたが、家に戻って調べるとなぜか静止画が記録されていない。失敗した。面白い絵もあったはずなのだ。途中、大阪城の近くにある、「難波宮跡(なにわのみやあと)」という広大でなにもない場所に立ち寄った。歴史の教科書的に平城京の前にあった都と理解できてもこんな場所があるなんてまったく知らず、だいたい、「なにわのみやあと」という名前がすごいじゃないか■いろいろまわって最後は心斎橋のアメリカ村にある、TANK GARALLYという店で参加者たちと話をする。アメリカ村には怪しいアフリカ系アメリカ人が多い。原宿と六本木がひとつになったような印象。というか、まあセンター街。何年も前に来たときとも印象が異なる。たこ焼き屋の前には行列。アメリカ村なのになぜそんなにたこ焼きが食べたいのかよくわからない■また歩いてしまった。帰り、ひとりJRで京都に戻ったのは、京都駅のコインロッカーに上着をいれてあるからだ。京都駅まで来たところで、暑いと判断して脱いだのだった。京都駅から地下鉄。烏丸三条の新風館というショッピングモールでは、もんたよしのりがダンシングオールナイトを歌っていた。興味がないのですぐに外に出たら、近くの中年の女性がおそらく新風館の関係者だろう人にうるさいとクレーム。それが面白い。家に戻ってきょう撮ったビデオを見る。見ているうちに眠くなった。さすがに疲れた■

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