■眠りすぎてしまった■といっても眼が覚めたのは午前9時で、それからあわてて朝日の連載を書く。書くことが思いつかず苦しんでいるうちに時間は過ぎ、家を出なければいけない時間になった。12時に吉祥寺で待ち合わせし、井の頭公園で『月の教室』のチラシ用の撮影がある。原稿はまだ途中。帰ってから書こうと決めたが、夜には横浜でニブロールのダンスを観なければいけないしでとにかくあせった■外に出るとやけにあたたかい。少し早く吉祥寺に着いたので制作の永井に連絡すると、あたたかいのにやけに長いコートを着て出現。そして、井の頭公園には、演劇ぶっくのワークショップに来ていた太田がいて、太田と永井が女子高生だった。つまりチラシ用に二人が女子高生になっていたのである。それで永井のコートも合点がいった。予算がないのでデザイナーの斉藤さんが撮影。池のほとりにふたりの高校生がいるという設定だ■平日の午後、なぜか井の頭公園には人が多く、ボートをこいでいる者さえいる。足でこぐボートでスワンの形をしたものがあるが、なぜかスワンのあとを池のカモたちが追う。ほかのボートには興味がなさそうなのになぜかスワンには引きつけられるらしい。そして池のほとりには高校生になりすます二十代の女が二人。太田は制服姿でたばこを吸っている。撮影が終わって永井と太田と、やはり演劇ぶっくのワークショップに来ていた伊藤がバイトしている喫茶店で休憩。だが、原稿のことが気になって落ちついていられない。天気はいいというのに■家に戻り、急ぎ原稿を書く。いつもはメールで原稿を送るが担当のYさんが風邪で休みなのでデスク宛にFAXしなくちゃいけないというのが面倒な話である。原稿を書くのに使っているWindows2000のマシンにはワープロソフトがなく、プリントアウトするためにはWindows98のマシンにデータを移さなければいけないし、Win98 のほうは新しく作ったコンピュータなのでプリンターのドライバが入っていない。原稿を書き上げ、プリントアウトができないとわかって呆然とした。インストールしなければいけないではないか。膨大なフロッピーのなかからプリンターのドライバを探すのが面倒でメーカーのWebからダウンロード■結局、ニブロールは観られなかった■
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