[2001年07月14日]


■椅子席を三列ほどつぶして桟敷にする。余裕の出来た観客席。開演がきのうのように押すことはないだろう■開演前、一時間ほど稽古する。少し気になったところを直す。で、そのときひとつ発見した。こういう手があったかという技法上のちょっとした発見。ごくごく微細なこと。今後の舞台で手掛かりになるかも知れない■袋井のときも来てくれた東京のFさんの姿。あと、例の村山。驚くね、しかし。OMSのYさんもいる。それから、後期、この授業を受け持つ松田正隆さん■開演。最後の舞台。初日よりずっと落ち着いてできている。きのうはみんな緊張したんだろうな。なにせ20分押しだ。ずっと役者も待っていた。まあ、ミスがないわけではないし、きのうより悪い部分もある。だけど、ここがなにかを目指しているその途上の、ある地点だ。もっと稽古してよくなる部分もきっとあっただろうし、僕も力不足。いろいろな意味で。だが途上。むしろ、出発点。観客にとっては関係のない話だろうが■終演後、学生たちがばらしをやっているあいだ、扇町のワークショップに来ている者らとカフェにゆく。こんなに関西の人たちに知り合いが出来るとは思わなかった。で、関西人は、「ゆがむ」を「いがむ」と言いはって譲らない。そんなばかな言葉があるものか。ゆがむはゆがむだ。「いがむ」ってなんだそれは。ばかも休み休み言え■打ち上げ。出演していた何人かが出席しなかったのはすごく残念だ。とりあえずきょうは楽しむ。反省はそれから。もう一回授業が残っているので、そこで反省会をやろうと思う。打ち上げは一乗寺の駅からほど近い店。ふだんあまりしゃべらない学生ともよく話した■で、その打ち上げのあとがいよいよ長いのだった。店を出たのは深夜12時過ぎ。二次会にどこかへゆこうという話になったが、こうなったらうちに来い、烏丸御池集合と号令を掛けたら、自転車組はほとんど来てしまった。タクシーで先に待っていると、ものすごいスピードでやってくる自転車組。あと、舞台芸術センターのHさんがサッカーボールを蹴りながらやってきたのには驚いた。それから副手のKさん。映像コースの学生。うちに20人以上来る。暑い。ものすごい熱気だ。呼ぶんじゃなかった。ほんとに来るとは思わなかったんだ。そのときやはり、「いがむ」の話になった。「いがむ」は標準語だと口にしてはばからない関西人のやつら。そこで広辞苑を引く■「ユガムの訛」■すごいね、広辞苑、関西人の気持ちをばっさり切り捨てる■何人かは寝てしまい、何人かは帰り、結局、最後までいた者らは朝の10時半に帰った。外は晴天。また暑い日。それからようやく眠る■
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