[2001年07月08日]


■稽古は休み■午後から、びわこホールでピーター・ブルックの『ハムレットの悲劇』を見る。世田谷のパブリックシアターでやった舞台。僕のところの制作をしている永井がこの公演についており、久しぶりに会った。いろいろ話す。で、「話したいことがあります」というので身構えると、やっぱり仕事。Spottingから原稿の催促。まだ待っていてくれた。申し訳ない。8月の演劇ぶっくのワークショップ。11月、世田谷パブリックシアターでやるドラマリーディングの詳細。さらに池袋コミュニティカレッジでのワークショップについて。全部やる、というか働くよおれは■舞台を見ながらいろいろ考える。忙しいので一日ぐらい休みたいと思っていたが来てよかった■うちの学生たちもかなり来ていた。それから、岩下徹さん、照明の岩村さんなど教員も。さらに以前も書いた小暮宣雄さんもいらして、フットワークの軽さに驚かされる。天気がいい。琵琶湖を望む景色はとてもきれいだった■終わって京都へ。いったん家に戻ったあと自転車で再び外へ。いまやってる発表公演のために音響の仕事をしているD君の部屋に行く。音の素材を作るためだ。D君が作った音楽に、町の音をミックスする仕事。コンピュータを使って25個の音をミックスしてゆく。この作業が面白い。こんなに面白いとは思わなかった。中学生のころテレコで音を作ったのを思い出した。何度も作り直し。一度完成させては、さらに音を足し、音のレベルを変え、配置を変え、なにか面白い音はないかとCDなど探す。こういう仕事はいくらやっても飽きない。それから舞台で使う音楽を選曲。結局、働いているのだが■そんなことをしているうちに深夜。午前一時半を過ぎたころ映像担当のK君が来て、すでに出来上がった部分や、これから作る映像の素材を見せてくれる。「都市」というテーマで作った映像がかっこいい。夜の工場地帯の映像は『ブレードランナー』のようだ。制作のYも来ており、こうなるともう学生時代のサークルの集まりみたいだ。気がつくと朝。外は明るくなっている■自転車で早朝の京都を走る。鴨川でまた休憩。川からの眺めはいつ見てもいい。だけど、なぜこの町にいるのかつくづくわからない■
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