■家の中にいるとエアコンを作動さているわけではないのにそれほど暑くない。外に出る。ひどい熱。日差しが強い。日中は洗濯。天気がいいから■夕方から稽古。studio21では、照明のシューティグ、舞台の叩きの残り、われわれは、地下の実習室で稽古。参加者が少ないができるところを稽古。第一場をきょうは徹底的に稽古しようと決めていた。なんとなく形になってきた。これを磨く。緻密に磨かなければ■理花役のYが、理花になってきた。役に向かって自分を近づけるというより、理花を自分のところに持ってきて消化している印象。だんだん表現者、俳優として立てるようになってきたのは収穫。そのほかの学生たちもだんだんそうなってきている。頼もしい。ただきょう欠席した、クヌギ役のK、長谷川役のAが心配。でもきっとできるようになると信用している■それにしても、「セクハラ問題」はむつかしい。ふだんの稽古だったら、女優の身体をさわって、ここはこう動け、こうやって立っていろ、この手はここにこうして固定しろと身体を触って演出するが、学校でそんなことをすると、「セクハラ」ってことになるのじゃないかと入らぬ心配をする。あと、僕はたいてい、芝居にはいる前、女優に「あと5キロやせろ」というが、それも「セクハラやー」と学生。どうすりゃいいんだちきしょうめ■稽古が終わって、studio21の前で、パン屋でバイトしている学生から差し入れの大量のパンを食べつつ、みんなとおしゃべり。だんだん稽古場とその環境が温まってきたという感じ、とてもいい雰囲気だ■5番のバスで帰る。三条河原町で下車。また三条を真っ直ぐ歩く。煙草を吸いつつ、しっとりした湿度の中を歩く夏の夜は気持ちがいい■早い時間に眠りにつく。だが深夜、二時に目が醒めてしまった。それで日記を書いている。こういうのが一番困る。眠らなくてはいけない。あしまた朝から授業時間内の稽古。学生たちはちゃんと来るだろうか。もう一度眠らなくては。眠ることにほんとうに苦労する■
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