■午後から稽古■studio21では、きのうから仕込みがはじまっている。スタッフワークの授業に講師で来ている先生方がついてくださり助けられた。舞台監督の仕事をしている二人の学生を中心に、照明、音響、美術、それぞれの仕事が進んでゆく。安全面のことなど心配はいくつもあるが、この発表公演をひとつの試みとして、経験を積み上げれば、今後の「授業における発表」の位置など、いくつものまだわからないことがわかってくるだろう。なぜそれに俺が当たってしまったのかだが、まあ、面白いといえばいえる。なにしろ、「授業における発表」について教科書がない。二年時における発表はどうあればいいか、なにを目標にするかなど、なにからなにまで手探りだ。手探りほど面白いことがあるだろうか■studio21の地下にある実習室で稽古■出席率は相変わらず低い。ただ、主要な男はみな揃っている。できるところから少しずつ。少しずつ少しずつと言いながらもう二ヶ月が過ぎた■稽古のあと俳優を振られている学生たちも仕込みの手伝いをし、とりあえずきょうの作業は夜の10時に終わる。完全退出。午後に降り出した雨はあがっていた。学校の前のバス停から5番のバスに乗る。土曜日、三条大橋のあたりはやけに人が多い。三条河原町で降りそのまま三条をまっすぐ歩いて帰る■小学校時代の同級生のお父さんからメールが来ていた。「パソコンを習いたてでメールというものをやたらにやりたくなりました」とのこと。75歳だという。とてもうれしかった。あと、18日の日記を読んで「ぜひ殴ってください」というメールも来た。だけど、岩松了さんがまだだと思うので、それをさしおいてはちょっとできない■
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