■以前この日記にStudio21で会ったKさんのことを書いたが、Kさん、つまり小暮宣雄さんからメールをいただいた。Webを開いていらっしゃり、「こぐれ日記」がすごい。僕の知らない関西のアートシーンが読める。トリイホールでやった「ラボ20」のときもいらしたのになぜ僕は気がつかなかったのだろう。で、「ラボ20」について、「全体に横浜は難波に比べれば淡泊な(=知性が暴走を抑えているような)ステージのように思う」と小暮さんは書かれているが、東京と関西の比較としてたしかにそういうところはある■休んだ。よく寝た。サッカーを見た。フランスは強い。原稿の締め切り。あしたの朝、書くことにする■ふと思いたったことを、学生たちにメールする。稽古で言えなかったこと。思いつき。その他。こういうとき便利だよ、メール。あと袋井の伊地知に電話した。夏、帰ったらバーベキューをやろう、近くの池で魚釣りをしようと伊地知。もしかするとそれはレジャーというやつではないか。これまで考えたこともないようなライフスタイルである。で、池に住む魔物に水中にひきずりこまれて伊地知が死ぬからやめたほうがいいと説得する。レジャーをしようなどとは、まったく恐ろしいことを考える男だ■伊地知で思い出したが、『月の教室』を上演したころ、このページのアクセスは五千を越えていたと、久しぶりにアクセスログを解析するページを見て知った。ただごとならない数字だ。これもみんな伊地知のおかげだろうか。だけど、レジャーするようなやつは池にひきずりこまれてしまうべきだ■時間があったので、久しぶりにいま中断している『28』という小説を読み返す。少し書きたい気分になる■大阪の小学校で起こった事件。いくつかひっかかるものがあるが、それはこのところずっと考えていたことにつながる。いずれなんらかの作品にしようと思う■深夜、ふとテレビをつけると映画監督・川島雄三のドキュメンタリーをやっていた。「花に嵐のたとえもあるぞ。さよならだけが人生だ」は故・川島雄三の有名な言葉。そうなんだなあ、きっと。さよならだけが人生なんだろうなあ■
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