[2001年02月06日]


■きのうは歯だったが、目が覚めると背中が痛い。あきらかに小説を書かせまいとする力が働いている。こういうときはあきらめるしかないという結論になって、苦しまず、覚悟をきめ、仕事も放りだして外に出た。曇り空。ひどく寒い。バスに乗る■堀川御池から、堀川寺の内まで。左手に二条城を見、さらに先に進むと、丸太町通り、今出川通りを過ぎて少し先のバス停で降りた。細い路地を西に入る。このあたりが西陣と呼ばれる場所らしい。法蓮寺という寺があってなかに入る。意外に大きい。石庭があるらしいが拝観しないまま、あたりをぐるっとまわるだけにした■さらに西に歩くと大宮通り。商店街があって店が並ぶなか、京都でもう一軒の「ほんやら洞」がある。このあいだ扇町ミュージアムスクエアの人たちと会ったとき、のこぎりを弾くというミュージシャンを紹介され、「ほんやら洞でもやったんですよ」と演奏した話を聞いたが、「新しいほうの」と付け加えたのは、こちらの店のことだ。「西陣ほんやら洞」というらしい。驚いたのはこちらのほんやら洞は、フライヤーを棚に置いていることだ。吊してない。これはもしかしたらカフェではないのか。壁は羽目板、テーブルは木で、河原町今出川のほんやら洞とテイストは似ているが、入り口付近はパン屋になっており、あきらかに種類のことなる店である■で、やっぱり食事。コーヒーを飲んで本を読み、しばらくぼんやりする■外に出るとひどく冷える。こんなに寒くなければもっと歩きたいと思った。散歩にはすごくいい場所だ■

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