■80年代の初頭から異色の美術展を開いていた佐賀町エキジビット・スペースが閉館になるそうだ。最後の展示として、建物と展示スペースだけ見せるという企画が30日まで開かれているというので足を運ぼうと思ったが、もろもろの事情でいかれなくなった。30日までにぜひとも見ておこう。この時期に来ての閉鎖にはなにか意味があるのかと考える。もちろん経済的な問題が大きかったことは容易に想像できるが、「現在」を考えるうえではもっとべつの意味があるのではないか■広告批評から原稿依頼。ほかに桜井君経由でニブロールについてスタジオヴォイスに原稿を書かないかという話。最近は批評っぽいものから遠ざかっているのでこの手の原稿をもっと書きたいと思った■アエラの「日本を動かす百人の40代」という特集(もっとちがうタイトルだったと思う)だが、アンケートの質問のひとつに、一ヶ月に休日は何日かというのがあった。僕の答えは「20日」。だが、正確じゃない。「よくわからない」か、「まったくなし」のどちらかだろう。作家をはじめてもう20年になる。20年間、ほんとうの意味で休んだことがあったか疑問である。いつだって仕事のことを考えている。休みは一日もなかった。それが作家という職業。それにしてもほかの40代の方たちがものすごく働いているので驚いた■
●十二月分
●京都その観光と生活
●トップに戻る