[2000年12月20日]


■朝日の原稿を書いた。きのう神保町で買った本の一節が面白かったのでそれを使う■ふと、ずいぶんまえサウナの休憩室で見た光景を思い出したのは、テレビを見ていたからだ。サウナの休憩室で食べ物を注文した人がそれがまずいと文句を言っていた。サウナで食べ物に文句を言うのは滑稽だ。フランス料理店ならわからないでもないが、サウナの食べ物など、注文するときからまずいと覚悟を決めなきゃだめだろう。つまり文句を言うくらいなら食べなければいい。サウナではサウナらしい食べ物がある。まずいと相場はきまっているのだ。テレビを見て文句を言うのも同じだ。テレビにはテレビらしい番組があればいい。つまらないと思えばスイッチを切ってどこかに行く。だが、サウナのまずいものが好きな人もいるだろうし、それは否定されるべきではないように、テレビが好きな人がそれを好むのも否定すべきじゃない。ただ、サウナの食べ物より美味しいものもあることを知ったほうがいいように、テレビよりいいものがテレビの外に数多く存在することも知るべきだ■で、日韓サッカーを見ていたのだった。ゲストでコメントしていたラモスがうるさい。いったい何様なんだあの男は。靴下をはかずに靴を履くような人の話なんか聞きたくはないのだ。つまり、そんなふうに文句を言うくらいなら競技場に行くべきという話■

●十二月分
●京都その観光と生活
●トップに戻る

PAPERS(C)2000
u-ench.com