■メーラーが壊れてしまった。受信しようとするとアプリケーションエラーが出る。原因はわからない。PRで送ってくるたぐいのメールがいくつか破損し、大事に至らなくてよかったものの、その後、受信することができなくなった■受信用に使っているのは、Windows版のEudoraである。ほかにもいくつかのメーラーを使っているがこうして日常的に使用する道具は慣れが一番で、ちょっとしたフォントの変更だけで違和感がある。その後、新しいEudoraをダウンロードし(いま無料で公開されている)ことなきをえたが環境を元に戻すのはやっかいな作業だ■京都はいよいよ寒くなって、私はひきこもる。ようやく小説を書く環境が整ってきた。観光をしすぎたな。そういえば、学生が、「観光部」というサークルを作りたいので顧問になってくれと言う。そうなるといよいよ観光のスペシャリストになってしまうのではないか■チャールズ・ブコウスキーの日記『死をポケットに入れて』を読むと、日記というより「思索のためのノート」だと感じるが、専門の小説や詩についてではなく、「死」や「人生」についての哲学的な問いだ。それを考えるために考えたというのではなく、ごく自然にそうした問いが、70歳を過ぎたブコウスキーに浮かんできた印象がある。意識してなにか為すなんてそれほどたいしたことじゃない。なぜかそうしている。なぜかそうしてしまった言葉が強い印象を残す■
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