■夕方、買い物をするために自転車で町を走ったがそれほど寒くは感じなかった。欲しい本が二冊ばかりあったのだが、一冊は丸善で見つけ、もう一冊が見つからない。音楽に関するもの。あとコンピュータ関連の買い物。もらいもののプリンターを動かそうとケーブルなど買ってセットしいよいよプリントアウトしようとしたらインクがない。買い忘れた■NHKの人が事前に会って相談したいという。こっちまで来てくれるのでしょうかとメールを書いたら来るそうだ。京都までわざわざ来てもらったらいよいよ断りづらくなる。困った。その後も、『真剣10代・しゃべり場』についてはメールをたくさん頂いた。ほんとうに悩む■ところで、リニューアルされた「実業の日本」、新しい誌名は「JN」だが、それに『資本論を読む』という連載をはじめたことは以前書いた。で本屋に行ったら、筑摩の文庫にまさに『資本論を読む』があり、ルイ・アルチュセールらが書いている。翻訳は今村仁司さんだ。『資本論』にも「序文」が多いが、『資本論を読む』にもアルチュセールの序文があり、長いわ難解だわで読むのに苦労しつつ読む。なんて面白いことか。「見そこないとは、見ているものを見ないことであり、見そこないはもはや対象にかかわるのではなく、視覚にかかわる。見そこないは見るに関わる見そこないである。見ないことは見ることの内部にあり、それは見ることのひとつの形式であり、したがって見ることとの必然的関係のなかにある」と、読んでいるときはなるほどと思ってメモしたはずだが、あらためて引用すると、なにを言っているんだこれはいったい■
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