[2000年11月13日]


■きょうは長いよ■大学は推薦入試■試験官として学校へ行く。僕が担当したのは、構成表現という試験。受験生たちが画材や道具を並べると、20何年か前の受験を思い出す。筆を洗うバケツやそれと一緒に用意したぞうきんとか、やけに汚れているやつがいて、ほかの受験生を圧倒する。なにやら手練れの者という感じだ。そういうやつに限って美大受験予備校の仲間がいっぱいいて、休憩中も楽しそうにしている。しばし回想。受験で東京に出てきた僕は、右も左もわからぬまま、なぜか池袋に映画を見に行ったのだった■それにしても奇妙なのは、「■問題」である。僕のところにメールをくれるのはこれまで圧倒的に女性が多かったが、この問題に関してはなぜか次々と男からのメールがくるのだった■クマゴローと名乗る人はこうだ。「私は iMac+Netscape4.7 ですが、■はそんなに気になってません」■あるいは、Kさんは、「僕はPOWERBOOKG3のIE文字サイズ12で読んでますけど決して読みにくくないです。と言うよりは好きなんです『天声人語方式』」■やっぱり、Macだったら大丈夫なのかと思っていたが、O君の意見はちょっと異なる。「僕も最初は読みづらいなーと思っていたのですが、慣れてきたらそうでもないですね。ちなみに僕は、パソコンはMAC(主にPower BOOK G3/333と、PowerMAC7500/100の2台を使用)で、Internet Explorer5を使って、ホームページを見ています」■じゃあ、Windows陣営はどうか。ちょっと本人に問題があるのかもしれないが、城田あひるの意見はどうなのだろう。

●だいたい「読みにくい」という人など、ぜいたくです。仮にもっともっと読みにくいデザインがほどこされていたとしても、宮沢さんの日記が読めるのであれば私は読みます。ところどころモザイクがかかっていても読みます。むしろ「読みにくいのを無理してでも読む。そこに価値があるからな」と思うでしょう。性格の問題なのかもしれませんが。ですので「読みにくいぞ」といってくる人の気持ちがわかりません。世の中はどんどん便利に、快適になっているのです。ひとつくらい、思い通りにならないことがあっても我慢したらどうだ、と思います●

■これには笑ってしまった。なにを言っているのだ、この男は■ほかにもいろいろあって、おおむね「読みづらくない」ということだし、なかには、「■があったほうがいい」という意見もある。主観だよね。どうしようもない。で、男が多かった。今回に限ってメールが。もちろん女性のメールも歓迎しているが、男というのがまたいいじゃないか。というわけで、うるさくない程度に、今後も「■」を使わせてもらうことにした。ことによると、「▼」や、「●」になるかもしれないし、「□」や、「◇」もあるかもしれない■京都はすっかり、寒くなってきたが、例年より紅葉はずいぶん遅いそうだ。きょう、地下鉄で見たのは、「夜の清水寺拝観」という広告。だったら、「大人の清水寺拝観」もあればいいが■

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