[2000年11月5日]


■原稿を書かなくてはいけないのである■セゾンの原稿。もう一ヶ月ぐらいこれに苦しんでいる。ほかの仕事が滞る■考えをまとめるために外に出る。喫茶店にでも行こうと自転車を走らせているうち、千本通りに出、デジカメを持っていたからWeb用に「千本日活」という映画館と「静香」って喫茶店を撮ることにした■丸太町通りを越えたあたりからすごい坂■僕の自転車は30何段だかの変速ギアつきなので疲れない。疲れないことに驚かされる。七万ぐらいするのをYahoo!のオークションで、一万五千円だかで買ったが、相手は神戸の人、車で京都まで、直接もってきてくれた。しかも新品。関西の人はなんていい人たちなんだ■坂をのぼりきると千本今出川■それにしても、「千本」という地名がなんともいえずいい響きだ■で、千本通りから住宅の並ぶ狭い道を入ってぐるぐる走っているうち、相国寺の敷地に入る■人があまりいないという理由で拝観■庭を見てしばらくぼんやりする■原稿を書くのだった■いつのまにか目的がわからなくなっている■夜、ルーペを買いに行った。河原町の文房具屋。目が衰え、小さな字を読もうとするとめまいがするようになったからだ。ルーペもいくつかあったが、ちょっとデザインのいい眼鏡の形をしたものがある。いくつかの種類。数字が記されおそらく度数なのだろうと思って店のバイトらしき若い男に質問すると、「僕にはわかりませんよ」とすごいことを言った■バイトの力である■

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