[2000年11月3日]


■大学に行った■自転車をぶらぶら走らせているうち気がつくと白川通り。まっすぐ北上すれば大学だ。このルートで行くとどうなのかと試すと学校まで意外に近かった。大学は学園祭で盛り上がっている。韓国人留学生たちがやっている模擬店で、ちじみと、韓国おでんを食べた。うまい。ちじみは食べたことがあるが、韓国おでんははじめてだ■珍味■あと、鉢植えの花を売っている男の学生たちがいて笑った■売るか、学園祭で、鉢植え■ほかにも、Macやターンテーブルを並べVJをやる連中などいてそれに好感を持つ■しばらく学校をぶらぶらし、油画などの作品を見る■うーん……■思い立って詩仙堂に行った■ものすごい坂を登ったね、俺は、自転車で■詩仙堂の庭はきれいだった。観光シーズン。人が多い。南禅寺の庭を楽しむような落ち着いた雰囲気はなかったがとにかくすごくいい■詩仙堂からの坂を一気に駆け抜けると、真っ直ぐ行った先が一乗寺■かつて大森一樹が足繁く通ったという京一会館という映画館があった町。いまはその映画館もない■恵文社という本屋に入り、手に入れました、『テルミン』(岳陽社)■きょうの朝日に、テルミン奏者の竹内正実さんが紹介されていて、本が出ていると知った矢先のことだった■一乗寺をあとにし、まっすぐ南へ走ると驚くべきことに百万遍の交差点に出た■近くに、「百万遍念仏根本道場」があることは以前、書いたが、そこは知恩寺というお寺■境内で古本まつりをやっていた。京都中の古本屋が一堂に会している。知らないけど。こんなに本を並べて店のほうに本は残っているのかと心配になりつつ、物色■気がつくと、七百円ぐらいしか金がない。ほしいものいっぱいだが、五百円の本を一冊■銀行へ■百万遍の交差点を銀閣寺道の方向に少し行き、そこにある進々堂という喫茶店に■ここがいい。すごくいい店だ。ただやっぱり人が多い。観光シーズン。あとうす暗いので本を読むのに目が疲れる■今出川通りを御所の方角へ走るといつものコースのほんやら洞で食事■それでもまだ午後三時過ぎだ■寺町通りを南下。二条を西へ。烏丸通りを越えると、その一画でお祭りをやっているのだった■塩神様が祀られているらしくて、「おしお祭り」という。ほんの50メートルぐらいの祭りで、出店の人たちが暇そうにしている■パチンコがあったり、スマートボールがあったり、玉入れがあったりと、このさびれた感じはただごとではない■不意に買い物をしようとしていたのを思い出し、姉小路を河原町へ。無印良品で、細々としたもの、たとえば、爪切りとか、洗面所用のコップとか■河原町は休日に近づくもんじゃない■人が多い■たまらない■

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