■百万遍に用事で行ったあと、四条大宮行きのバスに乗った。まあ適当なところで降りて途中から家まで歩こうと思ったが、そういえば、京都のそっちの方角には行ったことがない。四条大宮まで降りずにバスで行く。近くに新撰組ゆかりの壬生寺というのがあると知り、細い路地をさらに西の方角へ。途中の寺で、「新撰組スタンプラリー」をやっているのを見かけた。新撰組の墓や屯所跡など、このあたりに点在しているからだろう。壬生寺には近藤勇の像があった。その脇に無数の絵馬がある。見れば、新撰組ファンたちのものだ。その不可解な情熱に呆然とする。壬生寺の裏口のあたりの細い路地に面した家の並びは、さすがに京都らしいたたずまいだった。
●十月分
●世田谷日記
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