[2001年01月26日]


■朝の11時ごろあまり眠っていないのに大学まで書類を提出に。シラバスという授業計画表。研究室でKさんや学生と話しそのあとカフェで昼食。少しぶらぶらしているうち詩仙堂にでもゆこうと歩く。坂を上ってへとへとだが、詩仙堂はほとんど人がいなくてとてもよかった。秋に来たときと庭の景色がまた異なって見える。水が落ちる音がし、ときどき鳥が鳴く。ゆったりした気分でしばらく庭を見ていた。誰もいない。オフシーズンもなかなかにいい■詩仙堂からまっすぐ歩いて、一乗寺の町。恵文社は久しぶりだ。二冊ばかり本を買う。バスで帰ろうかと思ったが近くのバス停からは一時間に一本しかない。やっぱり叡山電車に乗ることにし、終点の出町柳で下車。いつもならここからほんやら洞だが、反対の方向に歩いて、進々堂とあーす書房を目指す。百万遍の交差点を越えまた歩く。あーす書房は閉まっていた。ことによるとつぶれたのではないか。で、進々堂でコーヒーを飲んだが、いつもは人がいっぱいいて座れない窓際の席だ。ぼんやり窓の外を見る。目の前は京大で、ひとつ西部講堂ってやつを見にゆこうと思ったのがまちがいで、どこにあるかわかりもしないのに、無謀にも歩きだした■歩いた歩いた。京大のキャンパスは広い。吉田寮を発見。荒れ果てている。ここに人が住んでいるのかと思うと呆然とする。だが、西部講堂はどこだ。さらに歩くが、気がつくと近衛通り。近くに近衛中学というすごい名前の学校。こっちではないと判断し、また百万遍の方向へ歩く。で、ようやく左手に西部講堂が見えた■これが有名な西部講堂か、といった感慨はまったくなく、ただ荒れ果てた木造の建築を目にするが、講堂前の敷地は水たまりができて歩きづらいし、少しは片づけたらどうなんだと思うような汚さだ。近くにサークル室のようなものがならび、なかに奇術研究会があった。奇術を見せてもらいたい■百万遍の交差点からバスに乗る。東西線を乗り継いで帰ってきた。へとへと。きょう一日でどれだけ歩いたのだろう。腰が痛い■夕方、食事をしに外に出る。雨が降り出していた。東京は雪らしい。食事を終えて帰ると、疲れが出たのか眠ってしまった。こんこんと眠る。朝の4時近くまで眠ってしまった■

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