■共同通信社に頼まれた原稿を二本とも書いてしまった。自分で書くのもあれだがなんて勤勉なんだ。ひとつは書評だから本を読まねばならず、読み終えたとたんにだーっと書く。調子が出てきたのでもう一本のほうも片づけ、朝日の連載を書き、これで心おきなく小説に集中できると思ったとたん眠くなって昼の1時過ぎにベッドに入ったら、目が覚めたのは夜の11時半だった■不思議なことがひとつ。メールにはシンクロする不気味な力があるのだろうか。以前、「ワークショップをやりたい京都周辺の人たち」から何度かメールをもらっていたがこの数ヶ月連絡が途絶えていた。「こちら(関西)でワークショップはやらないのですか」という問い合わせに、「参加したかったらきみが企画したまえ」と返事を書いた。恐れをなして連絡してこなくなったのかと思っていた。この二日ばかりのあいだに同じ人たちから連続して久しぶりのメール。しめしあわせたかのようだ。よし、なにかやろう。返事も書かねば■朝からこの時間までなにも食べていないと思い出す。人間、食べなくても平気なことが、一年にいっぺんはあるものだ■
●一月分
●京都その観光と生活
●トップに戻る