■朝5時過ぎに目が覚め、2、3時間の睡眠で9時からの授業に。目が覚めたとき、ガスレンジがぼーぼーと燃えていたのだった。火を付けた記憶がない。湯をわかしたのはきのうの夕方だ。それからずっとこのままだったかと恐ろしくなったが、眠る直前、ライターが手元になかったのでガスレンジで煙草に火をつけたのを思い出した。いずれにしても危険このうえない■年明け、第一回目の授業。20人程度の出席。ぜんぜん来ないんじゃないかと思っていたのでまずまずだ。それにしても教室が寒い。学生たちはすきがあればストーブの前に集まる。学生たちのする芝居を見ていたら身体ががたがた震える。ただごとではない。一本の戯曲を元に、それぞれ自分がやりたいことを選択。俳優から、美術、音響、衣装など、それぞれの希望が出たが、衣装の二人がよく考えていた。衣装を考える作業が楽しそうなのがなによりいい。来週、すぐ手に入る衣装などを用意するがそれが楽しみだ■で、最終試験の課題、「ハムレットを読んでその感想を書く」を出したら、「できない」とか、「読めない」、なかには、「シェークスピアなんか読みたいと思わない」とものすごいことを言う。自分たちがいるのが「舞台芸術コース」だということをどう思っているのだろう■帰り、いつものようにほんやら洞で昼食。すると、店のご主人から店で出しているミニコミ『ほんやら洞通信』をいただいた。雑誌に書いた、『ほんやら洞とゆく京都ゆきあたりばったり』の書評を読んでいてくれて、書かせていただきましたというと、「やっぱり」と、ご主人であり、写真家の甲斐さんが笑った。しょっちゅう店に来ている人だというのでめぼしをつけていたらしい。さらに、『八文字屋の美女たち』という甲斐さんの写真集までいただいた。とてもうれしい■もらいものといえば、映像芸術コースで教えている天野さんに伊藤若冲の資料をコピーさせてもらった。ほかにも若冲をいくつか見ながら話を聞く。なかに大判の画集があって欲しくなった。印刷もいいし、本の作りもていねい。5万8千円。研究費で買おうかとちらっと考える■
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