[2001年01月08日]


■誰にというわけではないが、あけましておめでとうございます■暮れの31日から静岡に帰郷していた。9日ばかり両親の住む家で過ごす。世田谷の44歳になる宮沢さん一家が殺害された事件に驚く。人ごとのような気がしない。家も比較的ちかいし、名前が「みきお」さんだそうじゃないか。ニュースを見たとき、俺が殺されたのかと思った■5日から袋井市のワークショップが三日間あった。下は14歳から、上は58歳まで、参加者は二十名ほど。新しくできる袋井市のホールで5月に公演をする予定。いったいどういったことになるか、僕にもまだなにも見えない。ワークショップの二日目、『砂に沈む月』にも出ていた俳優の戸田君が見学に来た。戸田君は実家が浜北なのでクルマを飛ばしてきたという。いなかで友人に会うと奇妙な感じがする■21世紀の実感をもてぬまま、あれっという感じで年が明けた。いつもの日常がはじまる。この8日間、静岡ではメールを受け取ることができなかった。京都に戻って調べると莫大な量のメール。メールをチェックする日常。そのくりかえし■京都は静岡に比べると空気が冷たいが、思っていたほど寒くなかった。静岡では時間があれば小説を読む。谷崎潤一郎の日記体の短編が面白かった。70歳の作品だというのにストリップを見に行き仔細に踊り子のことを記している。それから、『鍵』を書いたというからすごい。勇気づけられた■

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