u-ench.com 1999-2-9 vol#45



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宮沢章夫 
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遊園地再生事業団が運営するWebSite PAPERSです。遊園地再生事業団の活動予定、主宰する宮沢章夫の個人的なPage、ほかにも、WorkShop情報、などで構成されております。毎週火曜日更新(の予定)。着々と更新しているのだ。みんな、さぞかし驚いていることだろう。だが、驚くのはまだ早い。といっても、べつになにもないが。バックナンバー--> GO to BackNumberSalon
テポドン
 名前がどうも、まずいような気がする。「テポドン」である。「丁稚どん」とか、「おいどん」に似ている。これも、戦略かもしれない。「デポドンが来るぞ」と言われても、どうでもいい気になるのだ。
 しかし、一連のテポドン報道の背後に、なにか怪しいものを感じるのは私だけではあるまい。
オウムの平田
 警察の前に貼られていた、指名手配のポスターである。いきなり、
「平田、意外とでかい」
 とある。意外と言うくらいだから、いままでそうとは思っていなかったのか。その根拠はなんだ。オウム信徒は小さいという思いこみか。あの顔のせいか。わからない。
掲示板、新登場!
出ました。
「大きな文字のBBS」です。
 さあ、早速行って、あなたも心の叫びを簡潔な言葉で書き込もう。テポドン裏情報でもいい。アルバイト情報でもいい。なんでもいい。
1
杖道
 先日ネット上で、杖について調べていたら、「杖道」というものを知りました。
 剣道ではなく杖道です。
「神道夢想流杖心会」のBBSでは向上心あふれる若者(老人かもしれないが)たちが、「杖をつかまれたときは?」「6尺跳べたら…」などと、熱く語っていました。(amedeo特派員)

2
日本風
 江ノ島に向かう国道で、藤沢駅の近くに「本格的日本風インド料理の店」という看板を出している店があります。
 ここが日本だから日本風なんでしょうけど、本格的アフリカ風インド料理だったら訳が分からなくなると思いました。
「日本風」という言葉はそれをつけることによって、いかがわしいものでも余り違和感を感じさせなくなる作用がある気がします。(鹿野特派員)

その他
 大竹しのぶ(女・女優)の母の「大竹えすてる」という名前も侮れないと思うのですが、いかがなものでしょうか。私はまだまだでしょうか? (高橋特派員)
遊園地再生事業団#12 5/14(Fri.)-19(Wed.)
世田谷パブリックシアター
 そこは、「高円寺駅ホーム」という名前の町である。
 町には、三人の姉妹と、駅員がいた。姉妹は途方に暮れていたが、駅員はホームからその向こうに飛び出し町から脱出しようとする者らを取り押さえるのに忙しかった。ホームで電車を待つ町の人々。愛情に飢える女は誰かれかまわず抱きつこうとするし、踊ることだけ生き甲斐の女はいったい何歳まで踊っていられるか不安でこのところどうも身体のきれが悪い。正確な致死量を熟知する医学部の学生が売った薬は町に流通する。いつだって喧嘩している不動産屋の夫婦、地べたに腰をおろして茫然とする恋人、死ぬことばかり考える若い女を説得するのは、区役所に勤める実直な兄。
 そして、正体不明の男は漫画家だというもっぱらの噂だ。
 町はそこにある。高円寺駅ホームという名前の町。じっと見ているのは、キオスクの女。二つ先の駅で人身事故。それで電車はいっこうに来ない。時間はいつだって朝だから、「おはよう」と誰かが声をかける。ほんとはもっというべきことがあるのに、ただ挨拶だけで終わってしまう。
「おはよう」
「おはよう」
 きょうも一日がはじまる。
 毎日、誰かがそのホームから飛び込んでいる。町に流れる噂はそう語り出すが、誰もそれを見た者はいない。
ウクレレニュース
▼ウクレレに所属する、小浜正寛が、今度、中島陽典さんの舞台、『死の棘』に出演する▼いま稽古の最中だという▼小浜の特訓の日が続くと聞いたが、小浜に芝居を要求するのは、無謀だ▼芸のできるサルに、『飢餓海峡』の老刑事を演じさせるようなものだ▼よくわからないたとえだが▼小浜には、今度、『alt.』を演出させようと思っている▼そのほうが向いているだろう▼その件に関して、永井はどう考えているのだろう▼
GO
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SMALL WORLD
 毎年二月の恒例といえば、「今月、28日しかないよ」と驚くことだ。挨拶がわりといってもいい。忘れていなければいけない。そういうことになっている。だが、12月、年の暮れになってから、「あれ、もうすぐ正月だよ」と驚く人の話はあまり聞かない。むしろ、「今年ももう終わりか」としみじみ口にする。なぜ、2月に「しみじみ」は似合わないのだろう。これが春を待つ者の知恵というやつか。ほんとうに、寒いのはいやだ。
不況
 日本橋東急の閉店セールの大盛況をニュースで見れば、この国のどこが不況かと疑いたくなるが、一方で、不況らしい風景もある。
 なにやらこじゃれたビルの閉鎖。九〇年代の風景だ。町でにぎわうのは、安売りと風俗だ。
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デザイン批評
後ろ姿のニクイやつ
 iMacが五色になってからというもの、どれにすりゃいいんだと悩む者は意外と多い。また、「ストロベリー派」などとセクトが形成され、色ごとのユーザー間の確執も高まっているが、一方で、「色占い」も盛んだ。だからiMacは面白い。批評かこれが。
本名だからしょうがない3
 本名だからしょうがないを読みました。私は、名前ではなく姓がちょっと変わっているものです。
 フルミドウといいます。古御堂と書きます。「日本の名字の99.9%」という印鑑屋にも勿論、置いてありません。0.1%なのです。
 一生分の運を使ってしまったような感じです。
 時々、偽名を使ったりします。私の彼氏はホカイといいます。保海と書きます。どっちが稀少かもめることがあります。
(フルミドウマサヨ)
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<編集後記>
 このところ、特派員報告がぽつぽつと届くようになった。ありがとう。送っていただいた方には、特製テレフォンカードとか、差しあげたいものだが、ないからなあ、そんなものは。
■朝日を見る生活が健康的だと思ったらおおまちがいだ。一晩中起きていて、「気がついたら、明るくなっていた」というのは、なにか、だめな感じだ。目が覚めたら夕日もだめだ■
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PAPERS
Published: September 9, 1997 Updated: Feb. 9, 1999
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