u-ench.com 1998-9-29 vol#36
遊園地再生事業団PAPERS


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宮沢章夫 akio@u-ench.com

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遊園地再生事業団が運営するWebSite PAPERSです。遊園地再生事業団の活動予定、主宰する宮沢章夫の個人的なPage、ほかにも、WorkShop情報、などで構成されております。毎週火曜日更新(の予定)臨時休業から脱出し、いきなりの特大号である。驚いたか。画像が多くてちょっと重いのは申し訳ない。しかし初日は間近、うかうかなどしていられんのだ。 WAT's NEW はありません。特に、「COOW LINK」をなんとかしたいのだがなあ。一年で、2号しか更新できなかった。一年か。一年で2号か。十数年にひとつ小説を書くトーマス・ピンチョンを思い出す。とりあえずこの秋は、懸案の、『重力の虹』を読む。バックナンバーこちら--> GO to BackNumberSalon 36
front

    一年が過ぎていた
PAPERS
 私のWeb、PAPERSもなんだかんだで、一年が過ぎました。最初の三ヶ月はすごく長く感じたけれど、今年に入ってから臨時休業が多く、あっというまに過ぎた感じがするのです。
 あの怒濤のような日々。『会議』の稽古日記はすごかった。自分でもあきれてしまいますよ。あの情熱はどこにいってしまったんだ。また、がんばる。
topics

  『14歳の国』本番直前
      堂々の

特大号

information

  血のにじむような稽古だ

 稽古の日々。来る日も来る日も稽古。
 稽古中1
今の芝居でよかったのか?」悩む出演者たち。時間はない。どうするつもりだ?
『14歳の国』単行本 
 この10月の公演にあわせて、戯曲『14歳の国』が出版されます。
白水社刊。戯曲が掲載されているのはもちろんだが、なによりお得なのは、上演の手引き、「高校演劇必勝作戦」という付録だ。入魂の原稿である。ひさしぶりに、書いていて楽しい仕事だった。これを読むと、演劇のことがたちどころにわかるばかりか、『14歳の国』を上演する様々な作戦が伝授され、すぐにでも上演したくなるから不思議だ。公演中に買えばサイン入り。だからなに?
稽古中2 稽古中3 そして稽古は続く
初日は近い。気持ちはあせっても、ただ立つ姿に変わりはない。立つ人と学校の机。これが『14歳の国』だ。 写真、奥、モロ師岡、手前右から温水洋一、山西惇、松竹生、原金太郎。立っている。ただ、五人が立っている。
アメリカ文学を読む30回
稽古が休みだったので、久しぶりに古本屋に行って見つけたのがこの本だ。『アメリカ文学を読む 30回』。なにしろ30回である。「毎日、腹筋30回」といったものに似ている気がする。さぞかし大変だろう。内容はかなりためになりそうだ。

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SMALL WORLD
  来年の5月か6月くらいに公演があるはずなのだが、そのタイトルを突然、思いついた。
『おはようとその他の伝言』
 ちょっと長いけど。古本屋で手にしたペーパーバックのタイトルが、「グッドバイ・アンド・アザー・メッセージ」というものだった。それで思いついたわけで、思いつきは、意外にすぐあきる。

 問題は、ヤクルトスワローズの野村監督の辞任である。かつての名打者、若松さんが、来年は指揮を執るという噂だ。それを尋ねられた若松さんのコメントが泣かせる。
「バッティングのことしか、考えてませんので」
 小さな大打者は、日本の不況や「毒物問題」、あるいはクリントン疑惑のことなどおかまいなしである。 
 青年団の平田オリザ君が、あるTV番組に出ているけれど、芸能界の話題にまでコメントするのは、いかがなものか。べつに悪いわけじゃないが。
 デジタル活動家について
 HOT WIREDの記事によれば、様々な国で、政治的な意図もったインターネット上でのクラックが行われているらしい。そうしたクラッカーたちを、「デジタル活動家」と呼ぶのだそうだが、そんな活動家の団体のひとつに、『カルト・オブ・ザ・デッド・カウ』という連中がいる。いやな名前だなあ。牛の死体をどうしようっていうんだ。言っておくが私は牛が好きだ。それなのに。ま、活動家は心情的に支持したいが牛はどうもねえ。とりあえず、記事を読んで、UNIXをちゃんと勉強しようと思ったのだった。
14歳の国
宣伝
 白水社から出る、『14歳の国』の戯曲の付録、「高校演劇必勝作戦」を書いていたら、こういうワークショップも面白いかもしれないと思った。人の作品を勝手に高校演劇用に書きかえる作業だ。つまり、50分間(コンクールの規定)にするのである。たとえば、『マクベス』はどうだろう。あと、『夕鶴』も。
今週のモノ  自宅や、事務所に未知の方から何か送っていただくのは楽しいが、最近気になったのは、右の、「NOTE」という名前のフリーペーパーだ。サイズはごく小さくて、手帳のような案配になっている。手の中にすっぽり収まるような感じで、手にしていると気持ちいいが、コンセプトがいまひとつわからないと私には思えた。
 私がちゃんと読んでいないのだろうか。
「NOTE」というネーミングとデザインはいい。ただ、いわゆる「センス」だけ先行している印象もぬぐえない。世の中、「きれい」があたりまえ、「美しい」がふつう、おしなべて「かわいい」の時代。ここから突き抜けるにはいまなにが必要なのか。
NOTEの表紙

最近の読書◎いろいろ読んでいるからあれだけど、WEB関係では、ビレッジセンターから刊行されてる、『正しいHTMLリファレンス&作法』がとてもためになった。これは見事だ。目からウロコが落ちる。ちゃんと勉強しようという気持ちにさせられる。あと、河合隼雄『子どもと悪』(岩波書店)など。

村山情報 ◎村山特派員から、また新しい情報が届いたのだった◎
「1998年9月24日から、29日まで、一宮競輪場において、第41回オ−ルスタ−競輪が行われる。フアンの投票と、役人のつごうで選ばれた選手百何十人かが自転車で競争する。車券は、全国発売される。が無駄なので買わないほうがいい。29日の決勝戦は、テレビ東京系で全国放送されるが、見て面白いものじゃない。とにかく古館をくびにしろ」
 って、これはなんだ、この情報は。なんで、いきなり、競輪なんだ? ほっておくと、また、村山から情報が届いてしまう。届くのだろうか。また、よくわからない情報が。期待してしてしまうのは私だけではあるまい。 
H O T P A P E R S

ウクレレ通信販売 青い玉 これで儲けようというのではなく事務所が手狭で大処分だ。

 ウクレレでは、様々な商品の取り扱いをしている。

 過去の公演のパンフレット、古くは
『ヒネミ・再演』、最近では『ゴー・ゴー・ガーリー』で販売されたパンフレットなどレアアイテム。桜井圭介による遊園地再生事業団の作品で使われた音楽を集めたCD、桜井君の『西麻布ダンス教室』など多彩。宮沢に関しても、欲しいものがあったら勝手に注文してみるのも悪くない。手にはいるかどうかはわからないが。

桜井君CD  右は桜井君のCD。あの名作『ヒネミの人々』などいい曲が目白押しだ。この秋の夜長、桜井君の音楽で存分に楽しもうではないか。そのほかにも、どこにいっても買えないような貴重なアイテムが多数。ほかでは買えない。ほかでは売っていない。売ってくれないというべきか。
◎詳しくは次の連絡先に。
遊園地再生事業団・
(有)ウクレレまで。電話番号は、03-5454-0545である。
360度問題を考える
み特派員
「360°」という角度を意識して生活していますか?これは、非常に興味深い角度であることに気付いてしまったのだ。人は、この「360°」に便利を感じるらしい。もっと言ってしまえば、この「360°」に弱い。「どれ?」とでも聞かれようものなら、「360°」を選ぶのだ。ある日、わたしは新聞にはさまれた、折り込みチラシ」を見ていた。よくある通信販売のチラシに、「まぁ、これは便利」てなコピーがおどる商品をみつけた。別段珍しいものでもない。
「360°」回転座椅子だ。
 まぁ、それはよいだろう。思う存分「回転」すればよい。しかし、その「座椅子」にならんで紹介されていた「360°」回転テレビ台はどうだ?これには、どんな「便利」が隠されているのか理解できない。一度設置したテレビは、そんなに「回転」させるものなのか。
 今、テレビを「360°」回転させて、どうしようというのだ。
14歳の国宣伝 <編集後記>
 久しぶりの更新になりました。でも、臨時休業のページは、あれはあれで、デザインを考えるという、楽しみがあるのです。で、今回の特大号は、この一ヶ月で、ちょちょこ作っていました。初日は近い。では、劇場で会いましょう。
森下スタジオ前景
◎我々はこの一ヶ月、都営新宿線森下駅、セゾンの森下スタジオでずっと稽古していた。いい稽古場だ。森下には、おいしいそば屋「京金」と元祖カレーパンの店があるがそんなことはどうだっていい◎
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PAPERS
Published: September 9, 1997 Updated: Sep. 29, 1998
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